小学館さんのWebメディアに冨田賢の安倍&トランプの「ゴルフ外交」についてのインタビューが掲載されました!
小学館さんが運営するWebメディアに、
冨田賢の安倍&トランプの「ゴルフ外交」についてのインタビューが掲載されました!
若手ビジネスパーソンへのゴルフに関するアドバイスをしています!
なお、このたびの安倍首相とトランプ大統領の「ゴルフ外交」については、
その他、複数の東京キー局のテレビ番組からも、冨田賢は、取材を受けました!
『安倍&トランプゴルフ外交で考える ビジネスにゴルフは必要か』
http://www.news-postseven.com/archives/20170214_493415.html
(冨田賢は、日本ゴルフジャーナリスト協会のメンバーです!)
安倍&トランプゴルフ外交で考える ビジネスにゴルフは必要か
2017.02.14 07:00
11日(日本時間12日未明)にアメリカのフロリダ州で実現した、安倍晋三首相とドナルド・トランプ米大統領によるゴルフ外交。国内でも賛否両論あったが、トランプ大統領が早速ツイッターで安倍首相とハイタッチをする写真を配信したことからもわかるように、二人はこの日、親密な関係を築くことができたようだ。人間関係の構築にゴルフを使うのは政治家だけではない。ビジネスの世界にも「接待ゴルフ」という言葉があるように、仕事の一環で取引先の相手などとゴルフに興じるビジネスパーソンもいる。しかしバブル崩壊後はゴルフ人口も減り、「ゴルフの何がいいのかわからない」「本当に仕事につながるの?」とその接待効果に懐疑的な声が多いのも確かだ。果たして、ビジネスパーソンにゴルフは必要なのか。日本ゴルフジャーナリスト協会会員でもある経営コンサルタントの冨田賢氏に訊いた。
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ビジネスパーソンにとってのゴルフは、英語と並ぶ重要なスキルだと私は思っています。ゴルフにはそれだけ多くのメリットがあるからです。ゴルフならではのメリットの一つは、なかなか会えない人と接する機会を持てるということです。たとえば社長や役員クラスの人に会おうとしても、平日はなかなかアポが取れません。でも「ゴルフなら行こうかな」という人は結構いるものです。私はアライアンス(事業提携)業務を行っていますが、社長と社長をつなぐ際にもゴルフを使うことがよくあります。
私の仕事の性質上、「たまたまゴルフが役に立っているだけじゃないの?」と思われるかもしれませんが、営業の人はもちろんのこと、技術者や企画担当者、経営管理部門の人だってそのメリットを享受できると思います。接待ゴルフを取りまとめる経験をしておけば段取り力が身につきますし、プレーの合間に雑談をする中で目上の人と会話をする力も鍛えられます。それはまた出世に左右する話でもあります。取引先の重役と接点を持っていると、社内での立場も強くなりやすいのです。私の知り合いの中にもゴルフを足がかりに出世していった人がたくさんいます。
◆効果を発揮するのは長期、大口の取引相手
ただし、接待ゴルフが万能だとは言いません。デメリットは時間がかかるということ。丸一日要することなので、効率が悪い場合もあります。ゴルフに行っても、「仕事につながることは何もなかった」ということは実際によくあることなので、新規の顧客をどんどん開拓していきたい人にはゴルフは不向きです。ゴルフが効果を発揮するのは、長期の取引相手、大口の取引相手との信頼関係を築きたい場合です。懇親会や会食はせいぜい1時間か2時間程度のものなので、信頼関係を深めるところまでは難しい。ゴルフは一日中一緒にいますし、その時の振る舞いやプレースタイルに人間性がよくあらわれるので、より深く相手とわかり合えるのです。
中には嫌々接待ゴルフに行っている人もいるでしょう。他のスポーツと同様、ゴルフも好きな人、嫌いな人に分かれます。ですので、もし「自分には合わないな」と思ったらゴルフに固執する必要はありません。そのぶん、別の強みを持てばいいのです。接待ゴルフでは相手への気遣いも大事ですが、何より自分が楽しめていないといけません。自分が楽しめていないと、それが相手にも伝わってしまい、マイナスのイメージを与えかねません。
◆トランプ大統領と同じ「趣味」を持った安倍首相はラッキー
ではなぜ私がとりわけゴルフを勧めるのかというと、ゴルフは共通の話題にしやすいということがあります。私には乗馬という趣味もありますが、競技人口が少ないので共通の話題づくりとしてはほとんど使えません。でもゴルフは多くの人との共通項になりやすい。安倍首相がトランプ大統領にゴルフクラブを贈って話題になりましたが、ゴルフ好きの人はクラブの話だけでも盛り上がれるんです。今回、自分の好きなゴルフで新大統領と距離を縮めることができた安倍首相はラッキーだったと思います。ビジネスパーソンはゴルフをしていれば、こういうラッキーな場面に出会うこともあるでしょう。
これからゴルフに挑戦しようと思っている若手ビジネスパーソンにアドバイスを送るとすれば、まずはしっかりと練習をすることです。あまりに下手だとコースに出た時に迷惑がかかってしまいます。スコアの目安としては、できれば100前後、最低でも110以内で回れる実力を付けておきましょう。120を超えるようだと自分のプレーだけでも一杯一杯になってしまい、相手を気遣う余裕も生まれません。練習期間はだいたい3か月から半年くらいはかかると思ってください。先輩に教えてもらう程度ではなかなか上達せずに、時間を無駄にしてしまいます。きちんとレッスンプロに習って、確実な技術向上を目指してください。そのほうが結局早道です。
◆「プレー中は仕事の話はしない」が鉄則
注意点としては、「仕事の話ばかりをプレー中にするのはマナー違反」ということです。仕事の目的でゴルフをするので矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、先ほども話したようにゴルフをする一番の目的は信頼関係を築くことです。相手はリフレッシュメントの一環としてこちらの誘いを受けてくれています。まずは自分がゴルフを楽しむこと、そして相手に楽しんでもらうことが大切です。とはいえ、です。仕事の話を全くせずに帰るわけにもいきません。ですので私はコースを回っているちょっとした合間の時間や、ランチタイム、風呂に入ってさあ帰ろうかと車に乗る前などに、キュキュッとコンパクトに仕事の話をします。それだけで充分です。
ビジネスパーソンにとってのゴルフというのは、言うなれば昔の武士にとっての刀、槍、馬術のスキルと同格のものです。生きていく上で強力な武器になることは間違いありません。自分の可能性を広げるためにもぜひトライしてもらいたいですね。
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【2017年2月12日の冨田賢のFacebookへの投稿】
安倍首相のトランプ大統領との「ゴルフ外交」、うまくいったようですね!トランプ大統領がずっとカートを運転したらしいですね。トランプ大統領はベストスコア66だが、スコアをごまかしたり、ボールを動かしたりするらしい…。日米首脳のゴルフは1957年の岸信介氏(安倍首相の祖父)とアイゼンハワーとのゴルフ以来の国際政治上のエポック的なイベント。小泉純一郎さんとブッシュJr.とはキャッチボールだけだった。なお、日本には動画では映像が入ってきていない状況。撮影は上空からも禁止だったようだ。トランプ大統領のTwitterに掲載された写真ではハイタッチをしているが、お互い、良いショットが打てたのだろう。ゴルフで会話が増えるのは、良いショットが出来た時と思われるので…。トランプ大統領は、ビジネスマンとして、大きなディールはすべて、ゴルフ場で決めてきていると豪語しているので、日本側にはリスクもあるが、「ゴルフ外交」は緊密に信頼関係を構築するにあたって、良いツールとなっているのではないかと思う。https://t.co/ubmD0lUKBF
※昨年12月の英国Economist誌に掲載されたゴルフ事情についての冨田のコメント
→https://www.tcconsulting.co.jp/archives/8288
その他、冨田賢の過去に掲載された接待ゴルフなどについての雑誌連載やメディア・インタビュー→https://www.tcconsulting.co.jp/golf
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【トランプ大統領のTwitterの投稿】
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トランプ氏は「気配りの人」 アイアン捜索、翌日返却…
野村周平
2017年2月13日20時55分
「ビジネスになると思えば、自ら動き、細かいことにも気を配る」――。安倍晋三首相との「ゴルフ外交」から、トランプ米大統領のこんな一面も見えてきた。在米ゴルフジャーナリストの舩越園子さんの指摘だ。
両首脳は現地時間の11日、トランプ氏が所有する二つのゴルフ場を回り、通常の1・5倍にあたる計27ホールをプレーした。「ハシゴなんて、ゴルフ好き同士、トランプ氏は安倍首相に相当な仲間意識を感じたのでしょうね」と舩越さん。
米ツアーを20年以上取材する舩越さんは、試合会場でトランプ氏と4回ほど言葉を交わしたこともあり、彼の「気配り」を目の当たりにしてきた。
トランプ氏は、かつて女子の世界ランク1位に君臨したアニカ・ソレンスタムと試合前日のプロアマでプレーし、珍しい形のドライバーを贈られた。すると、舩越さんら報道陣に「アニカにもらったんだ」と自慢したという。
また、トランプ氏が所有するゴルフ場で2年前、男子世界ランク1位だったロリー・マキロイが自身のプレーにいらだってアイアンを池に投げ捨てる一幕があった。トランプ氏は、ダイバーを雇って池底を捜索、翌日に本人へ戻したという。
舩越さんは「アイアンを大勢の前で渡したり、寄贈されたものを額縁に入れて飾ったり、話題作りがうまい」と親しみを込めて話す。
安倍首相とのゴルフでは、午後に「比較的易しいコース」を用意したとみられる。これも「安倍首相の気分を良くするために、トランプが気を配ったのでは」としている。(野村周平)
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http://www.asahi.com/articles/ASK2F2T1FK2FUTIL004.html
安保・貿易「口約束していたら…」 ゴルフ外交の危うさ
野村周平、佐藤恵子
2017年2月13日14時41分
米フロリダ州のリゾート地で、5時間にわたってゴルフを楽しんだトランプ米大統領と安倍晋三首相。リラックスした雰囲気の中で互いをよく知ることができたというが、危うさを指摘する識者もいる。
「トランプの気配りが表れたのではないか」。米ツアーを20年以上取材し、トランプ氏と「4回ほど会話した」という在米ゴルフジャーナリスト、舩越園子さんはこう話す。
両首脳は現地時間の11日午前、トランプ氏が所有する「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ジュピター」で、世界ランク1位の経験もあるプロゴルファーのアーニー・エルスらと18ホールを回った。午後はもう一つの「トランプ・インターナショナル・ゴルフクラブ・パームビーチ」に移り、2人だけで9ホールをプレーした。
舩越さんによると、午前の「ジュピター」は「帝王」と呼ばれたジャック・ニクラス氏が設計した難コース。午後のコース「パームビーチ」も米女子ツアーが開催されたほどの会場だが、全27ホールのうち九つは「あらゆる技術レベルのゴルファーが楽しめる接待向けのコース」という。「想像だが、難コースで苦しんだ安倍首相の気分を良くするために、トランプが気を配ったのでは」
午後のパームビーチは、トランプ氏が初めて所有したゴルフ場で、昨年末にはプロゴルファーのタイガー・ウッズともプレーしたといい、舩越さんは「安倍首相はそれだけ大事な存在として厚遇されたのではないか」とみる。
日米の首脳は60年前にも、米…