冨田賢の新刊『世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ』がネットの人気書評ブログにて取り上げられました!
社長・冨田賢の新刊『世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ』
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2015年01月25日
【年収2000万円超?】『世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ』冨田 賢
世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ (マイナビ新書)
本書の著者である冨田さんは、慶應卒業後、NYのプライベートバンクであるブラウン・ブラザーズにて、トップ大学のMBA取得者が集う世界を体験し、その後、ペンシルバニア大学大学院、上海交通大学、日系信託銀行といったところで、まさに本書のタイトル通り「世界のエリート」たちとお付き合いされた方です。
アマゾンの内容紹介から。
今回は特に、本書の第3章の「年収2000万円プレーヤーの仕事の心がけ」を中心に仕事術をピックアップしてみましたので、ご覧ください!
■2.ミスもアウトプットする
■3.書く仕事はすべて引き受ける
■4.相手が次にすることを予想し、先回りして対応する
■5.対立したら、最初は褒め殺す
■6.「サンドイッチ話法」を活用する
私も当初、ライトなエッセイか、自己啓発風な内容かと予想していたのですが、意外にもビジネステイストが強めで、TIPSも豊富でした。
特にその傾向が顕著なのが本書の第3章の「年収2000万円プレーヤーの仕事の心がけ」で、冒頭で触れたように、今回のポイントのほとんどが、そちらからの引用になっています。
ちなみに、この「年収2000万円」というのは、国税庁の「民間給与実態統計(2012年調査)」によると、日本の全給与所得者のわずか0.4%なのだとか。
そう考えると、これらのTIPSを「エリートの仕事術」とみなしてもいいと思います。
◆続く第4章は、「世界のエリートが実践している問題解決の手法」ということで、こちらもビジネス濃度高め。
ここでは、厳密には「MBA流」の「問題解決の手法」が解説されています。
大まかな流れだけ示しておくと
詳しくは本書をお読み頂くとして、この中では(4)がキモになりそうな感じです。
なお、この章では他の章と違い、ケーススタディを3つも収録しているのが特徴かと。
◆一方第5章では「コミュニケーション」について言及。
ここで書影にある「ビールは0.2秒でつげ」が出てくるのですが、何を意味しているのかは、本書にてご確認を(ネタバレ自重)。
なお、交流会や、そこでの名刺交換を推奨されたりしているのは、正直、個人的にあまりピンと来なかったです。
……って、どこ行っても「壁の花」、セミナーでは「最後列指定」な私が言うと、ヒガミにしか聞こえませんね、スイマセンw
ただし、1つだけ実践してみたくなったのがあって、それが「名刺の渡し方のコツ」というTIPS。
今後私と名刺交換する際には、ビックリ(?)しないで下さいねw
◆さて、第6章は「勝つエリートのお金の使い方」ということで、こちらはさすがに自己啓発風味。
「本は一番安い自己投資」というのは類書でもよく見かけますが、冨田さんも1冊のうち「学べることがひとつでもあればいい」というスタンスです。
また、目に見える費用対効果だけでなく、いずれ何かメリットが得られそうなことにお金を使う、「広がり感のあるお金の使い方」を薦められているのも印象的でした。
なんでも、冨田さんの知る限り、費用対効果だけを追求して成功したという人は、あまりいないのだそうです。
◆ところで、改めて感じたのが、本書の読みやすさ。
並行して読んでいる翻訳本がなかなか読み終わらないのに対して、本書はそれほど苦労せず、サクッと読み切ってしまいました。
もっとも、扱っているテーマが、当ブログではお馴染みなものばかりですから、ある意味当然カモ。
いずれにせよ、当ブログの読者さんであれば、第3章と第4章を中心にお読み頂ければ、元は取れると思います。
「年収2000万円」を目指すなら!
世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ (マイナビ新書)
世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ (マイナビ新書)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の「未読本・気になる本」の記事にて取り上げた1冊。本書の著者である冨田さんは、慶應卒業後、NYのプライベートバンクであるブラウン・ブラザーズにて、トップ大学のMBA取得者が集う世界を体験し、その後、ペンシルバニア大学大学院、上海交通大学、日系信託銀行といったところで、まさに本書のタイトル通り「世界のエリート」たちとお付き合いされた方です。
アマゾンの内容紹介から。
本書は世界トップレベルのエリートビジネスマンたちが実践している、ちょっとした仕事の心がけを解説する本です。この心がけは、誰でもカンタンにできることなのに、実践するかしないかで仕事の成果に大きな差をもたらします。今さら、学生時代にトップエリートたちが学んできた本格的な経営学などの知識を手に入れるのは難しくても、エリートビジネスマンたちのちょっとした仕事の心がけなら、すぐにでも実践できます。
今回は特に、本書の第3章の「年収2000万円プレーヤーの仕事の心がけ」を中心に仕事術をピックアップしてみましたので、ご覧ください!
【ポイント】
■1.相手を待たせない待たせると、相手の期待値が上がってしまいます。期待値が上がれば上がるほど、その期待値を超えるのが難しくなります。
仕事において一番難しいのが相手の期待値を超えることです。真面目で一生懸命な人ほど相手の期待を大きく上回ろうとしますが、相手の期待に対して何も大きく上回る必要はないんです。ほんのちょっと期待を上回ればいいんです。たとえば、メールの返信が速いだけでも、「お、速いね」と評価されます。
■2.ミスもアウトプットする
仕事に失敗はつきものです。
しかし逆説的に言うと、失敗をしなければ成長もできません。(中略)
私がオススメしたいのは、ミスもアウトプットすることです。
失敗したことをノートに記しておきましょう。いわば「ミス・ノート」を作るのです。
ミスをミスとして記すのではなく、あくまで大きなチャレンジの中継点と考えます。そして、失敗やミスを糧にしましょう。実はいきなりの成功からよりも、失敗からのほうが多くのことを学べることをエリートたちは知っています。エリートであればあるほど、失敗との付き合い方も上手なのです。
■3.書く仕事はすべて引き受ける
文章を書くにあたって、より深く調べたり、体系的にまとめたり、知識の理解を深めたりしていけます。これは論理的思考や伝えたいことを的確に伝えるコミュニケーション力を鍛えるのにものすごく有用なのです。
私は仕事とはまったく関係なく、町内会報への寄稿や雑誌のコラムの執筆を依頼されたときもよろこんで引き受けるようにしていました。「書く仕事」がやってきたら、どんなに忙しくても断らずに引き受けるようにしています。
あなたも「書く仕事」の依頼があったら、ぜひ断らずに受けてください。
■4.相手が次にすることを予想し、先回りして対応する
たとえば、メールを書く、資料をファイルで送るといった日常的な作業でも、それを受け取った相手が次にやる作業がどこんなことか、どういう作業をすることになるのか、ということを予想するのです。相手が次にどういう作業をしなければならないのかを考えることで、相手への配慮をすることができます。同じようなファイルを受け取るようであれば、わかりやすいようにファイル名をつけてあげる、資料を受け取った人が該当部分を探すことになるのであれば、付箋をつけてあげるなど、ちょっとしたことで良いのです。
■5.対立したら、最初は褒め殺す
私は反対意見を言うときや断るときは、実は最初に褒め殺します。良い意見です、最高です。でも、私はこう思うのですが、今回は申し訳ないですが……と褒めてから反論を切り出すわけです。
それから、褒め殺すくらいの気持ちで、相手を褒めることも、時には必要です。
褒め殺し戦略を使うエリートは、海外でもけっこう多いです。
ただぺこぺこするのではない、まずは相手を褒めて、受け入れて、相手を気分よくして、関係を作る。そして、その上で、交渉や議論を行うというステップを踏む人は実は多いです。
■6.「サンドイッチ話法」を活用する
「サンドイッチ話法」とは、相手に何かを指摘する際、最初にまず、相手の良いところや議題の良い部分を褒めて、持ち上げて、その上で、ちょっと悪い話題となるような問題点の指摘や改善の要望をして、そして最後にもう一度、相手の良い部分や今後の良い展望の話をして、悪い部分を良い話題で挟む、というものです。
これは、部下に何かを指摘して改善を促したり、取引先に、何か言いにくいことを伝えて、こちらの要望を通してもらうときなどに用いると良い話法です。
この「サンドイッチ話法」も駆使して、エリートは言いにくいことを相手に伝えたり、指摘したり、反論するように心がけています。
【感想】
◆本書の帯には、いきなり「ビールは0.2秒でつげ!」というフレーズとともに、ビールが注がれている画像があるものですから、「いったいどんな本か?」と思われる方も多い事かと。私も当初、ライトなエッセイか、自己啓発風な内容かと予想していたのですが、意外にもビジネステイストが強めで、TIPSも豊富でした。
特にその傾向が顕著なのが本書の第3章の「年収2000万円プレーヤーの仕事の心がけ」で、冒頭で触れたように、今回のポイントのほとんどが、そちらからの引用になっています。
ちなみに、この「年収2000万円」というのは、国税庁の「民間給与実態統計(2012年調査)」によると、日本の全給与所得者のわずか0.4%なのだとか。
そう考えると、これらのTIPSを「エリートの仕事術」とみなしてもいいと思います。
◆続く第4章は、「世界のエリートが実践している問題解決の手法」ということで、こちらもビジネス濃度高め。
ここでは、厳密には「MBA流」の「問題解決の手法」が解説されています。
大まかな流れだけ示しておくと
(1)現状把握と分析をするといったところ。
(2)参考になりそうな事例を探す
(3)事例を要素に分解して分析する
(4)本質(エッセンス)や教訓(インプリケーション)を抽出する
(5)自分の問題に応用する
詳しくは本書をお読み頂くとして、この中では(4)がキモになりそうな感じです。
なお、この章では他の章と違い、ケーススタディを3つも収録しているのが特徴かと。
◆一方第5章では「コミュニケーション」について言及。
ここで書影にある「ビールは0.2秒でつげ」が出てくるのですが、何を意味しているのかは、本書にてご確認を(ネタバレ自重)。
なお、交流会や、そこでの名刺交換を推奨されたりしているのは、正直、個人的にあまりピンと来なかったです。
……って、どこ行っても「壁の花」、セミナーでは「最後列指定」な私が言うと、ヒガミにしか聞こえませんね、スイマセンw
ただし、1つだけ実践してみたくなったのがあって、それが「名刺の渡し方のコツ」というTIPS。
今後私と名刺交換する際には、ビックリ(?)しないで下さいねw
◆さて、第6章は「勝つエリートのお金の使い方」ということで、こちらはさすがに自己啓発風味。
「本は一番安い自己投資」というのは類書でもよく見かけますが、冨田さんも1冊のうち「学べることがひとつでもあればいい」というスタンスです。
また、目に見える費用対効果だけでなく、いずれ何かメリットが得られそうなことにお金を使う、「広がり感のあるお金の使い方」を薦められているのも印象的でした。
なんでも、冨田さんの知る限り、費用対効果だけを追求して成功したという人は、あまりいないのだそうです。
◆ところで、改めて感じたのが、本書の読みやすさ。
並行して読んでいる翻訳本がなかなか読み終わらないのに対して、本書はそれほど苦労せず、サクッと読み切ってしまいました。
もっとも、扱っているテーマが、当ブログではお馴染みなものばかりですから、ある意味当然カモ。
いずれにせよ、当ブログの読者さんであれば、第3章と第4章を中心にお読み頂ければ、元は取れると思います。
「年収2000万円」を目指すなら!
世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ (マイナビ新書)
第1章 エリートの考え方は誰でもすぐに実践できる
第2章 トップ1%が実践している思考の習慣
第3章 年収2000万円プレーヤーの仕事の心がけ
第4章 世界のエリートが実践している問題解決の手法
第5章 その他大勢から抜け出すコミュニケーションのコツ
第6章 勝つエリートのお金の使い方
最終章 どんな時代でもちょっとした心がけで君は勝てる
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